今や美容室の件数は約24万件と言われております。
毎年約1万件が開業している傍らで約1万件が廃業しています。
木村拓哉さん主演の「ビューティフルライフ」が流行って一気に美容師ブームに火をつきました。
ドラマの放映が2000年だったので、その頃に美容師を目指した方は今ちょうど30代半〜40代前半の方々で美容師としては独立を視野に入れる年頃でもあります。
今後、独立をされる方も増えて来ると思いますが、今回は失敗する人と成功する人の特徴を上げていきたいと思います。
経営
- 経営知識がほぼゼロ。
- あくまでプレイヤーの延長線上でしか見れていない人。
- スタッフ管理ができない
サロンを経営するにあたって必要な経費・人件費・固定費など雇われていた時は全く気にもかけなかった事が全て自分に降りかかってきます。
美容師の仕事で売上を叩けても経営の面で成果を叩く事は難しくなってきます。
- 立される前から入念に経営の勉強をされている人。
- オープンのタイミングでスタッフに困ってない
- お金関係にきっちりしている
個人事業主として確定申告は白色申告か青色申告など他にも細部にまで目が届いているために、後々に納税などでも余裕で対処する事が可能。
新規開業する際に国から下りる補助金や助成金も上手く活用しているので資金繰りに関しても上手にやり繰りされています。
経営において必要な節税知識や経費を活用する知識もある為にサロンにお金を残す事も上手です。
人間力
- ワンマン経営者。
- 自分やサロンに対する利益優先。
- 従業員を大切に出来ない人。
特にお店が忙しくて、お客様も回らずイライラしてスタッフに当たる人は論外です
表向きにウチは従業員を大切にしていますと言っている所ほどロクな経営をしてません。
自分の城を築いたのは良い事に全て自分の思い通りに物事を進めて行く人です。
1人だけでサロンを運営していれば問題ありませんが、人を雇ってそれをやっていると人が長続きしません。
美容師としての技術だけでなく、自分の従業員を育てる能力やモチベーション管理出来る能力も備わっていないと難しいでしょう。
ご飯や飲みに誘ってスタッフのモチベーションを上げようとする経営者もいますが、そのような席で仕事の話を熱く語ってあげるモチベーションはエナジードリンクみたいなもんです。
- スタッフでサロンを創り上げていく気持ちの強い人。
- サロンの利益はスタッフにしっかり還元。
- 金ではなく人を大切にする人
スタッフ管理に対しても高圧的な言葉をかけてプレッシャーを与えるのではなく、しっかり内容を理解して双方が納得いくまで話し合いの出来る人。※離職率も低いです。
その人の目線に合わせて話が出来る。
怒る時は感情で怒るのではなく、伝えるべき点をしっかり伝える。
いざ経営を始めると難しい事ではありますが、結構重要です。
顧客
- 自分の指名客がいないのに独立する人。アホです。
- 勤めていたサロンの決まりで遠く離れたエリアに出店。
- 顧客がいないにも関わらず一切集客をしない。
- この時代に顧客にハガキDMを無駄に送ったりする。
勤めていたサロンと同じエリアに出してはいけないルールなんて全くありません。
この時代に担当してくれていた美容師を探すなんてお客様からしたらSNSもあるし簡単ですからね。
独立した時点でライバルなので気にしたら負けますよ。ホントに
- しっかり顧客はいます。
- 広告媒体に出して費用対効果なども視野に入れて新規顧客の集客を打ち出していきます。
- 単価よりも接客や技術に重きを置いている。
- カルテをしっかり記入して管理。
- 失客率や再来率なども分析して数字にしている。
しっかりとしたデータを取ることは大事ですね。
なんでも感覚でやっていると参考になるものもないので後々大変です。
従業員に対して
- 営業→繁盛→利益→自分の利益
- 利益はあるのに安い賃金で雇って利益は全部自分に持っていくタイプの人は古いです。
- 俺の言うことは絶対ってスタンス
そんな人に限って給料分の仕事をしてくれてたら渡せるとかホザきます。
- 営業→繁盛→利益→従業員に還元
- 年に2回賞与や寸志で渡してくれている
- なんだかんだ気にかけてくれる人
今はアシスタントでも基本給+歩合といった頑張りに応じて稼げる環境のサロンもあります。
お金が全てではありませんが、経営者の利益の為に働きたい人であれば別ですが、感謝の気持ちだけでは伝わりにくいですよね。
他の職種と比べると給料が低いのでサプライズ的な感じで渡されると最高ですし、少なからず原動力にはなります。
まとめ
いかがでしたか?
あなたが今経営されているサロン。
そして今あなたが働いているサロン。
全てが当たるとも限りませんが、失敗する人に全て当てはまるサロンや、ほとんど当てはまる場合は要注意です。
転職です。サロンを移りましょう。
そんな経営の下で働くとそれが自分の中での当たり前基準になってしまいます。
働いていく上で、経営者の存在はとても大きな事になります。
どのサロンを務めるかで自分の将来も変わってきます。
20代後半〜30代で自分の勤めていた美容室が潰れたらどうしますか?
顧客を持っていれば良いてすが、潰れるくらいなので経営できるほどの人数はいないでしょう。
話はだいぶ脱線しましたが、今後独立をしていくにあたって参考にしていただければなと思います!