今や美容室の数も24万件と様々な業種の中でも飛び抜けて多いですね。
それだけ店舗があれば経営のやり方も色々あります。
オーナーだけが丸儲けするサロンもあれば利益はスタッフにしっかり還元してみんなが稼げる仕組みを作っている所など様々です。
最近では美容師の数も少なくなり、労働者有利になってきていて条件も少しずつではありますが良くなっていってますね。
今回はこれから美容室を経営しようと考えている方や、今の給料に納得いかない美容師の方々に参考にして頂ければと思います。
オーナー丸儲けサロン

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《アシスタント》
■月給13〜15万円
《スタイリスト》
■月給17万円〜
・歩合は指名売上のみ
《共通》
・雇用労災保険のみ
・月5,6日休み
・夏期冬期休暇(各3日)
・12月は休みを削られる事もあり
郊外の個人店には多いかもしれませんね。
独立するにも資金も貯まりにくい上に頑張りも認められにくい状態なのでモチベーションもなかなか上がりずらいでしょう。
ひと昔前の美容師は当たり前でしたが、この経営をしていると条件の良い美容室に移られるでしょうね。
いわゆる、ブラック美容室といった所はこのクラスのなかに存在しています。
お互いに良いサロン
こちらに関しては本当に通常の給与形態で1番オーソドックスなタイプです。
《アシスタント》
■月給16〜18万円
・材料係など手当あり
《スタイリスト》
■月給20〜23万円+歩合
・役職手当あり
《共通》
・雇用労災保険、一部社会保険完備
・月6,7日休み
・夏期冬期休暇(各5日)
当たり障りのない給与でスタイリストになればある程度のお給料も見込めますね。
もっと稼ぎたい人には少し物足りないかもしれませんが、大半の美容室はこの形態です。
かなりの高待遇
こちらは基本的に大手サロンや株式会社で組織として成り立ってサロンなのでそれなりに給料や待遇も整っています。
《アシスタント》
■月給18〜20万円
・材料係などの手当あり
《スタイリスト》
■月給25〜30万円+歩合
・役職手当あり
《共通》
・社会保険完備
・完全週休2日制
・夏期冬期休暇(各5日)
・有給休暇あり
・慰安旅行あり(会社負担)
・ウィッグ、講習費を半分負担
なかなかの高待遇ですね。
サロンワークや会社の決まり事などもなかなかですが、終身雇用とまでは言いませんが現場を離れてもマネージャー等の役職があるので頑張り次第では安定した収入も確保できます。
あとは低料金サロンの大手もこのような給料で待遇はなかなか良いですよ。
月に100万円といった給料は難しいですが、サラリーマンのように役職について、ある程度上に行くと安定します。
まとめ
いかがでしたか?
ひと昔前の美容師ブームの時であればオーナー丸儲けサロンでも問題なく人が集まったのですが、今は美容師の数が減って美容室が多い状態です。
圧倒的に労働者有利の時代になっているので求人のポイントは就業条件や待遇になってきます。
時代の流れに乗らず、古い考えで見習いは底月給で働くのは当たり前!といった考えをしているようでは先がありません。
たとえ、入社したとしても技術がついてきたら条件の良いサロンに行きます。
美容室は経営者にならないと儲からないといった、オーナーが1人勝ちする時代は既に終わっています。
夢を持ってこの業界に入ってきますが、昔とは少し違う捉え方で入ってくるので、その点を踏まえた上で求人を考えでいってはどうでしょうか?
全く人が来ないと嘆いてるオーナーも多いですが、その傍らで人が集まりすぎて選び抜いてるオーナーさんもいますよ。