みなさんは自分自身を美容業界の中での市場価値はどれくらいだと思いますか?スポーツの世界では皆さんご存知の通り自分自身の市場価値で移籍金や出演費がかなり大きく変動してきます。
サッカーで世界的に有名なスーパースターのクリスティアーノ・ロナウドの移籍金は約130億円!
それとは別に年俸があります。
技術職とも言える美容師も個人の能力や成績で市場価値は大きく変わります。
美容業界では固定給もしくは歩合給なのでそういった意識をされた方も少ないとは思いますが、これをきっかけにモチベーションを上げるチャンスでもあります。
今回は詳しい金額の算出はできませんが、全業界の中でどのくれいの位置にいるのかを、いくつかの項目で確認して頂けると思いますので参考にしてみて下さい。
アシスタントorスタイリスト
これはスタイリストの方が圧倒的に高いのでは?
と思われがちですが、そんな事はありません。
アシスタントでも市場価値の世界では充分に勝算はあります。
習得済みの技術の幅
トップアシスタントとスタイリストの違いはカットが出来るかできないかです。
美容室の技術でも種類はかなり多いです。
カラー1つにしてもグレイカラー・ファッションカラー・ダブルカラー・ウィービングなど上げるとキリがありません。
シャンプー、カラー、パーマ、カットでも基本的な事だけしか出来ないスタイリストもかなり多いです。
逆に有名サロンなど査定項目が多いサロンだとスタイリストデビューするまでに150項目程あったりもします。
このような環境で育ったアシスタントの技術のクオリティや経験値は半端ないです。
この時点でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、圧倒的にアシスタントに軍配が上がります。
カット価格
同じカットなのに
1000円〜15000円と約15倍の差が開いているのも今の美容業界です。
この違いは何か?
簡単に説明すると、この人のカットだったらこの金額が払えると言う市場価値です。
15000円は特殊ですが、カット料金で4000円〜6000円程の料金を指名で頂けている方は安泰でしょう。
逆に1000円はどうか?
まず、あなたに対しての価値は全く見出していなく、1000円と言う安さに魅力を感じている方です。
悪く言えば、カットに対してそもそも価値観の低いお客様が多いので、求める事も求められる事も少ないです。
そこの低料金に行く理由は人それぞれありますが、プライドを持って美容師をしてきた人は給料が安くても我慢して得られる特権といったも過言ではありません。
カット料金は自分の市場価値に直結します。
経験値
経験年数は正直あてになりません。
例えば経験年が5年と10年の人がいたとします。
5年の人は1年に1500名担当します。
10年の人は1年に500名担当します。
この時点で前者が7500名。後者が5000名。
5年短い上に2500名の差がでています。
500名×5年=2500名
5年短い人に更に5年分の差をつけられています。
私であれば前者を取ります。
もちろん経験値も大事ですが、先ほど上記で申し上げた価格や料金に対する市場価値も忘れてはいけません。
低料金サロンは人数はこなせますが、価格の部分で、この時点ではプラスマイナスゼロですね。
マネージメント能力
自分単独でお客様をこなすのは誰でもできます。
1つのサロンを経営や運営をしていく上で後輩を育てる力も必要になってきます。
今まで自分がスタイリストになれたのも誰かに教えてもらったりしたからですよね。
それを後輩にアウトプットする能力も兼ね備えていないと市場価値としては低いですね。
個人プレーヤーではなく人を育てる能力がある事で価値は変わってきます。
落ち込んでいるスタッフのモチベーションを上げてあげる声掛けや、技術を教える際のデモンストレーション。
できるとできないでは大きく差が出てきます。
指名売上
スタイリストになりますが、1番といって良いほど重要な項目ですよね。
そもそも指名制度のないサロンは今回に関しては論外です。
市場価値を計る上でサロンが集客して呼んだフリーのお客様を統計に入れると個人の価値が見出せなくなりますので悪しからず。
やはり数字や結果がモノ言う成果主義ですので何やかんやで示しやすい指数になりますね。
サロンの中でも指名売上ランキングなども貼り出されている所もあるとは思いますが、
上位の人=サロンに貢献+多数のお客様が支持がある
という事です。
お客様をさばくだけなら技術さえあれば誰でも出来ます。
その来られたお客様からたくさんの支持される事でその人の市場価値に大きな差がうまれます。
まとめ
いかがでしょうか?
すべての項目に市場価値が高い人は独立して下さい。
すべての項目に市場価値が低い人は低価格サロンでひたすらお客様をさばいて下さい。
と言うのは少し言い過ぎましたが、過酷な状況で耐えに耐え抜いた方が最後に笑える結果が待っているように思えます。
楽な方に行くと最終的に低価格になって人数をこなさないとダメなので年を取ればとるほど過去のツケが回ってくるでしょう。
いま年齢の若い方はこの点を踏まえて今後の活躍に活かして頂ければなと思います。
自分の市場価値を上げるも下げるも今のあなた次第です。
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